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2024年3月3日日曜日

将棋世界2023年10月号 レビュー・内容紹介




巻頭カラー
1-5
【第71期 王座戦 挑戦者決定戦】
藤井聡太竜王・名人×豊島将之九段
「藤井 全冠制覇へ照準!」
解説・カラー写真4枚(藤井聡太竜王名人2・豊島将之九段1・ツーショット1)


6-7
【第36期 竜王戦 挑戦者決定三番勝負】
「伊藤匠 タイトル初挑戦」
解説・カラー写真3枚(伊藤匠六段1・永瀬拓矢王座1・ツーショット1)


8-19
【第64期 王位戦七番勝負第四局】
藤井聡太王位×佐々木大地七段〇

「勝負を決めた筋違い角」
解説・カラー写真6枚(藤井王位1・佐々木七段2・ツーショット3)
解説:豊川孝弘七段(副立会人を務めた)
佐々木九段:2023年は藤井王位以外の棋士には28勝4敗という好成績。得意戦法は相掛かり。


すさまじい長考合戦に。
勝負を決めた筋違い角:飛車の真横に角を打って飛車の退路を断つ珍しい筋。



20-21
【第81期名人戦七番勝負 藤井聡太名人就位式・祝賀会】
羽生会長とのツーショット他


42-48
【藤井聡太 八冠挑戦記念企画】
「空前の八冠に挑む! 藤井聡太2023ドキュメント」
これまでの歩み、モノクロ写真7枚


50-63
【師弟】
鈴木大介九段×梶浦宏孝七段

vol.11後編「コンフォートゾーンを脱せよ」
師弟エピソード、それぞれへのインタビュー、師弟対談、師の師である大内延介九段との思い出等について
鈴木九段:
鈴木九段の父・康彦は著名なアニメーターで将棋のアマ有段者。大内延介九段の講演会幹事をしていた。父の意向で小4から将棋漬けの毎日。大内九段に弟子入り。小6で奨励会入り。弟弟子に奨励会で負けたときは家に言えてもらえず、遅くまで公園を走らされた。挫折と再起。そのときの父とのやりとり、棋士人生で師匠の次に感謝している永瀬王座について等。

梶浦七段:
棋士生活9年目の28歳七段。師匠と大内延介九段とのエピソード等。奨励会時代から意識してきたのは同年代の佐々木大地七段と近藤誠也七段


30、67-77
【令和を駆けろ!俊英棋士】
vol.12 黒田尭之五段

「早指し×オールラウンダー=個性」 
1996年生まれ、愛媛県在住。愛媛大学中退(あまり魅力を感じなかったから。第一志望の大阪の大学に入れなかったのが一番の要因)。2008年に畠山鎮八段門下として奨励会入り。19年四段昇段。プロ入りは22歳。関西所属。愛媛県出身の棋士は森信雄七段以来43年ぶり。得意戦法は横歩取り。

印象に残っている対局(師匠との一局)、これまでの歩み、師匠、棋風(攻め将棋・オールラウンダー)、兄弟子の斎藤慎太郎八段(将棋も人間性も正統派・人格者)、趣味について



31、78-87
【華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション】
vol.11 大島綾華女流初段

「諦めない姿勢を最後まで」
2003年広島市生まれ、森信雄七段門下。2016年に関西研修会に入会。2022年女流初段昇級。プロ入り3年目。憧れの棋士は豊島将之九段。居飛車党。

生い立ち、女流棋士としての歩み、師匠、棋風、趣味等について



88-95
【第64期王位戦七番勝負第3局】
藤井聡太王位vs佐々木大地七段

「角を打たせて勝つって、すごくないですか?」 
解説/飯島栄治八段


96-101
【第36期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1、2局】
永瀬拓矢王座vs伊藤匠六段

「大器がつかんだ竜王戦ドリーム」 


22、102-109
【大成建設杯第5期清麗戦五番勝負第3局】
里見香奈清麗vs西山朋佳女流三冠

「水面下の中で」


118-136
【戦術特集 プロが判定! 相矢倉の現在地】
―かつての戦型のいまを知ろう―
石田直裕五段
Chapter1 講座「覚えておきたい相矢倉10 のテーマ」
Chapter2 好局鑑賞「現代調の相矢倉の攻防を堪能」
Chapter3 次の一手「解いて覚える相矢倉必須手筋」


110-116
【不定期連載 プロも驚く仰天妙技】
勝又清和七段

「第2回 玉のさばきは強者の証! 王様のぶらり盤上さんぽの話」
・第94期ヒューリック杯棋聖戦第3局<藤井聡太棋聖×佐々木大地七段>戦の解説。
・第33期新人王戦決勝三番勝負第3局(2002年)<木村一基九段×鈴木大介九段>戦の解説。
・第93期ヒューリック杯棋聖戦(2021年)<木村一基九段×羽生善治九段戦>の解説



148-153
【終盤のメカニクス】
第5回「速度を上げる捨て駒と攻防手」 
宮田敦史七段


【リレーエッセイ】
vol.34 広瀬章人八段「この数年を振り返って」

棋士18年目にして初のエッセイ依頼とのこと(意外!)
内容はタイトル通り。前半は将棋について、三分の二は子供の誕生と育児について。



138-147
【大山将棋セレクション】
・大山名人杯争奪第22回全国小学生倉敷王将戦
・夏の学生将棋大会
・第四回「終盤は二度ある」 
VS二上達也九段(第27期棋聖戦五番勝負第3局) 
石川陽生七段の解説


●付録 先手四間飛車対ミレニアムの攻防―振り飛車3つの対策 
井出隼平五段



将棋世界(日本将棋連盟発行) 2023年10月号【電子書籍】


2024年2月21日水曜日

『大山VS升田全局集』内容紹介・レビュー


日本将棋連盟・将棋世界編 
マイナビ出版 (2016/12/14)

大山VS升田の対局、全174局を全て解説付きで収録した一冊。

扉絵として日本将棋連盟『写真でつづる将棋昭和史』掲載の写真(対局・家族写真・大盤解説)6枚掲載。

電子版は1局の解説を2P(見開き、自戦記は4P)におさめているため、デフォルトだとかなり字が小さい。文字を拡大できる機能がある電子書籍ストア以外はおすすめしない。

各章の冒頭に両者の成績・逸話・コメントなどを含む概要、幕間に戦型解説などのコラムを配置した構成。一局解説には貴重な自戦記も一部掲載されている(後半に紹介)



第1部「升田、無念の敗北編(昭和14年~29年)」
第1局 木見会勝ち抜き戦

第45局 第2回王座戦決勝三番勝負第2局


第2部「升田、悲願成就編(昭和30年~33年7月)」
第46局 第4回読売全八段戦決勝三番勝負第1局

第91局 第17期名人戦七番勝負第7局


第3部「大山、復活から絶頂編(昭和33年11月~39年)」
第92局 第9期九段戦七番勝負第1局

第146局 第3期十段戦七番勝負第6局


第4部「升田、最後の挑戦編(昭和40年~50年)」
第147局 第6期棋聖戦五番勝負第1局

第174局 第30期A級順位戦


自戦記あり(各4P):

第8局 第7期名人挑戦者決定戦三番勝負第3局
①ダブル自戦記 大山康晴 激闘忘れえぬ高野山
詳細な解説と対局中の心境・所感等。升田嵐(横歩取り作戦→見事な攻防自在の指し回し)が吹き荒れる。避けようとすれば嵐は大きくなるだけ。こちらも大風を吹かせて対抗するのがベストだと考えたが、時間に追われながらの激闘に疲れ果てた。互いに大きなミスを重ねて、最後にミスをした方(升田)が負けた形。典型的なトン死。終了後はしばらく言葉が出なかったとのコメント。

②ダブル自戦記 升田幸三 胸の痛む思い出
詳細な解説と対局中の心境・所感等。楽観気分に取りつかれて悪夢のトン死。それ以来、毎日大酒をあおり続けたらしい😅

第51局 第5期王将戦七番勝負第4局
自戦記 升田幸三 棋史に残る勝利
詳細な解説と対局中の心境・所感等。香落ち、向先を交互に指す駒落ち対局。今はない方式。名人に香車を引いて勝つを実現。名人のさらに上手と認められ、その証の対局となったので素直に嬉しかった。この頃の王将戦は名人に対抗するためにこういう厳しい企画を実現させたが、それだけ権威ある棋戦だった。それに比べると、現在の王将戦は寂しいの一言との所感。


第71局 第16期名人戦七番勝負第6局
①ダブル自戦記 升田幸三 最高傑作、そして偉業達成
詳細な解説と対局中の心境・所感等。名人位と三冠王の懸かった勝負を自分の納得のゆく内容で飾りたかった。よく「大勝負に名局なし」と言われるが、本局は私の生涯を通じても屈指の快勝譜。名人位獲得と合わせて忘れることができない一局。

②ダブル自戦記 大山康晴 苦い薬が良薬に
詳細な解説と対局中の心境・所感等。カド番。当時は矢倉戦法が成績も良く好きだった。“攻の升田”の豪快且つ的確な攻めと守り手。切れ目のない上手い攻め手を打ち出されて、対抗する防手を発見することもできなかった。
永世名人の資格を取った直後から心の中を隙間風が吹き抜ける感じに取りつかれ、さっぱり勝てなくなった。負ければ焦るの悪循環。



第146局 第3期十段戦七番勝負第6局
自戦記 大山康晴 “やれやれ”を思う時代
詳細な解説と対局中の心境・所感等。昭和37年に九段戦→十段戦に。相手が振り飛車なら居飛車。そう決めていた頃。腰掛け銀戦法についての解説等。勝負はもちろん大事だが、新構想を考え出して将棋技術の進歩向上に努力するのもプロの重要な使命の一つと信じているとのコメント。

第167局 第30期名人戦七番勝負第3局
自戦記 升田幸三 新手一生の精神
詳細な解説と対局中の心境・所感等。しっかり受けて反撃断つ。後手番の石田流は悪いとされてきた昔からの定説に疑問を抱いていた。人が悪いといったからといって、自分で調べずに切り捨てるのでは進歩するはずがない。「新手一生」を掲げたゆえんがここにある。


第170局 第30期名人戦七番勝負第6局
自戦記 大山康晴 自慢の金引き
名人戦を争うのはこれが最後となった対局。升田式石田流(先手番全部この戦法)とどう戦うか、カド番なので手堅く行くことに。升田流石田構の泣きどころを突く。カド番というのは考えようによってはプラスにもマイナスにもなる。


自戦記の初出は『大山康晴全集』・『升田将棋選集』・雑誌『将棋世界』より


2024年1月27日土曜日

将棋世界2023年9月号 レビュー・内容紹介




1、42-55
【伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負】
【第1局】藤井聡太王位vs佐々木大地七段 
藤井聡太をもっともよく知る男・渡辺明が注目の王位戦開幕戦を語り尽くす!
「心を強く保つ難しさ」 
解説/渡辺明九段 


6-7、84-95
【第2局】藤井聡太王位vs佐々木大地七段
特集6-7(写真+概要)
・「藤井 連勝で4連覇に加速ー鉄壁 手厚い馬で盤上支配ー」

解説84-95
・「これが藤井曲線だ」
解説/村山慈明八段


8-9
【第71期王座戦 挑戦者決定トーナメント準決勝】
「藤井七冠 羽生会長破り挑決へ 夢の八冠視界に 豊島と激突」


10-22
【特別企画「師弟」】
鈴木大介九段×梶浦宏孝七段
vol.11前編「棋士人生の青写真を描け」 

師弟エピソード、それぞれへのインタビュー、師弟対談、関係が深い永瀬王座にもインタビュー。
鈴木九段:
弟子への思い、永瀬王座との出会い(13年前)等について

梶浦七段:
棋士生活9年目の28歳七段。棋風、目標、最も多く将棋を教えてもらった師匠の鈴木九段と永瀬王座について。奨励会時代から意識してきたのは同年代の佐々木大地七段と近藤誠也七段


4-5、96-104
【第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負】 
【第二局】藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
解説96-97「佐々木、起死回生の角で一勝目」

【第三局】藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
解説98-104「打ち砕かれた構想」

【第四局】藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
解説4-5「藤井、堂々の4連覇」


26、106-109
【大成建設杯第5期清麗戦五番勝負】
【第1局】里見香奈清麗vs西山朋佳女流三冠
特集26(写真+概要)「力のぶつかり合いを制し、里見が先勝」

解説106-109「頂上決戦始まる」


30、60-70
【令和を駆けろ!俊英棋士 vol.11】
 谷合廣紀四段
「理想の将棋プログラムを作りたい」 
1994年東京生まれ、東大工学部卒。現在同大学院在籍。東大卒の棋士は片山大輔に次いで2人目。2006年に中座真門下で奨励会入り。2011年に三段昇進。20年4月に四段昇進。振り飛車党で受け主体の将棋。

印象に残っている対局、中飛車から四間飛車に転向した理由、大学院の研究テーマ(将棋AI)、交流のある棋士(行方尚史九段、井出隼平五段)、研究会、東大将棋部員との縁、文化人枠で契約した吉本興業での活動等について。


31、71-81
【華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.10】
脇田菜々子女流初段
「チャレンジする気持ちを大切に」 
1997年愛知県生まれ、中田章道七段門下。中1で東海研修会に入会。大学受験を機に研修会を退会したが、18年に再入会。同年女流2級、20年女流初段となる。愛称はわきにゃん。名城大学卒。

関東移籍を決断した理由、同郷の藤井聡太竜王・名人とアマチュア時代(小学校高学年VS幼稚園児)に対戦したときのこと、大学時代、師匠、趣味、仲の良い棋士、今後の目標等について。


38-40
【リレーエッセイvol.33】
「“楽しむ”をモットーに」岩根忍女流三段


110-116
【読み切り講座 藤井聡太を追い詰めた! 村田システムとは何だ?】
村田顕弘六段


117-123
【不定期連載 プロも驚く仰天妙技】
「第1回 プロの“あげる”は信じるな! 食べてシビれる毒まんじゅうの話」
勝又清和七段



131-147
【戦術特集 指して楽しい先手角交換四間飛車】
 ―後手番とは違う世界を体感しよう― 
冨田誠也四段
Chapter1 講座「勝ちやすさアップ 先手角交換四間飛車」―1手の違いを盤上に生かそう―
Chapter2 好局鑑賞「プロの先手角交換四間飛車の熱戦を堪能」
Chapter3 次の一手「解いて覚える必須手筋」


154-159
【終盤のメカニクス】
 第4回「相手の受けを考慮した寄せ」 
講師/宮田敦史七段


148-153
【大山将棋セレクション】
「終盤は二度ある」vol.3 
VS加藤一二三棋王(第37期名人挑戦者決定リーグ)
 選局・記/石川陽生七段


198-201
【灰色の昔話】
 第15回「将棋に殉じた棋士」
 泉正樹八段
中田宏樹九段について

・付録
「必至か、否か2」【馬と角の活用・腹銀 編】 








2023年12月23日土曜日

将棋世界2023年8月号 レビュー・内容紹介


将棋世界 2023年8月号

3-7
巻頭カラー写真
第81期名人戦七番勝負第5局 
「藤井聡太 史上最年少で名人&七冠獲得」
実力名人制になってから16人目。
最年少名人:20歳10ヶ月は谷川浩司十七世名人の保持していた21歳2ヶ月を約40年ぶりに更新。
七冠達成:羽生善治九段の保持していた最年少記録(25歳4ヶ月)を4年6ヶ月更新。
色紙には谷川浩司十七世名人が好んだ「温故知新」の言葉が。

藤井荘での写真+谷川浩司十七世名人・羽生善治九段のお祝いコメントなども😉


8-15
藤井聡太七冠記念企画①
「photo 藤井聡太 デビューから七冠まで―記録ずくめの7年間」
三段リーグに初参加した2016年から7年間の記憶。

<2016 史上最年少四段>
一期抜けを果たし、14歳2ヶ月で四段昇段。

<2016 デビュー戦で初勝利>
加藤一二三九段との竜王戦ランキング戦6組。

<2017 デビューから無敗 史上最多29連勝!>

<2018 羽生善治と初対戦 棋戦初優勝>

<2019 王将戦挑戦者決定リーグ戦 痛恨のトン死でタイトル初挑戦逃がす>

<2020 棋聖戦で史上最年少挑戦&タイトル獲得>

<2020 王位獲得で最年少二冠&八段>

<2021 叡王奪取で最年少三冠に>

<2021 竜王獲得で四冠>

<2022 王将奪取で五冠>

<2022 一般4棋戦制覇>

<2023 棋王奪取で六冠に 史上2人目の快挙>

<2023 史上最年少で名人獲得と七冠達成>


16-17
「棋士総会開催 羽生善治 新会長に」
就任あいさつの後に行われた記者会見の一問一答を抜粋紹介。
立候補を決めた時期と経緯、前会長とのこと、棋士との両立など。


18、106-115
第8期叡王戦五番勝負第4局
「藤井聡太、叡王3連覇ー連続千日手の激闘制すー」
「藤井叡王、見事な勝負術」 
藤井聡太叡王vs菅井竜也八段
5/28 岩手県 浄土ヶ浜パークホテル

解説は岩手出身の小山怜央四段。現地で大盤解説も担当。叡王戦五番勝負は藤井叡王の2勝1敗のスコアで第4局を迎えた。千日手が2回となる大熱戦だった本局。初めての大盤解説で千日手の延長戦は貴重な体験になったとのこと。ちなみに1局目は三間飛車で開始から2時間足らずで千日手が成立。

小山怜央四段の感想要約
互いに持ち味の出た五番勝負。指し直し2回の激闘を制した藤井叡王は終盤の安定した差し回しや勝負術がお見事。また敗れはしたものの、菅井八段の戦いぶりは振り飛車党に勇気を与えたはず。

対局前日は藤井叡王と菅井八段たちと遊覧船🚤に乗り、ウミネコに餌やりするパンも買ったのに、全然寄って来なくて自分たちでウミネコパンを食べたのだとかw😆

対局の翌日は藤井叡王と小山四段が一日駅長に🚉👮

19、96-105
第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局
「藤井 海外対局で快勝発進」 
「記録係は見た! ダナンの熱き戦い」
藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
6/5 ベトナム・ダナン市

コロナ禍を経て4年ぶりに実現した海外対局。記憶係を務めた小山直希四段の解説。

藤井棋聖の先手で角換わり

小山直希四段の感想要約
序盤は両者用意してきた作戦という感じだったが、中盤からは先に時間を消費した佐々木七段が苦しんでいる印象だった。藤井棋聖は中終盤でしっかり腰を落として考える時間を確保し、1七角のような手で突き放すという、先手角換わりの理想的勝ち方。


20、116-121
第16期マイナビ女子オープン五番勝負第3局
西山朋佳女王vs甲斐智美女流五段
「遊戯三昧」
5/28 神奈川県藤沢市 時宗総本山 遊行寺

22
新棋戦「達人戦立川立飛杯」誕生!
株式会社立飛ホールディングス、トヨタS&D西東京株式会社協賛の新棋戦について。

【棋戦概要】
50歳以上の現役棋士が対象。予選・本戦ともトーナメント形式。予選を勝ち抜いた4名と永世称号呼称者・資格者4名(谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、佐藤康光九段、森内俊之九段)の計8名で本戦。

第1回達人戦立川立飛杯:2023年6月~11月開催


23、122-127
第34期女流王位戦五番勝負第3、4局
「里見、積極策で五冠堅持」
「里見、女流王位5連覇&9期獲得」
里見香奈女流王位vs伊藤沙恵女流四段
5/25 福岡県飯塚市 麻生大浦荘
6/7 徳島県徳島市 JRホテルクレメント徳島


24
大成建設杯第5期清麗戦挑戦者決定戦
「西山 清麗に初挑戦-半年ぶりの女流頂上決戦に-」
5/22 東京 将棋会館

26
第48期棋王戦コナミグループ杯
藤井聡太棋王就任式
「よりよい将棋をお見せしたい」
就位状、賞杯、賞金の他に副賞としてコナミスポーツクラブの年間利用パス、フィットネスグッズ一式、コナミベームソフトセット、Nintendo Switch本体、カロリーメイト1年分が贈られたとのこと🎁


28、62-72
令和を駆けろ!俊英棋士 vol.10 
狩山幹生四段
「岡山の異能は受けが好き」 
2001年11月12日倉敷市生まれ。14年に井上慶太九段門下で奨励会入り。19年に三段リーグ入りし、21年に第69期三段リーグで13勝5敗の成績を挙げて四段昇段。居飛車党で受けに偏った棋風。

経歴、課題、棋風、棋士編入試験の試験官として対戦した里見加奈女流五冠・小山怜央四段、親しい棋士について。

棋士なのに座るのが苦手で立ち食いの店を選ぶほどだけど、基本は部屋から出たくないインドア派。立って歩きながらネット将棋をしているというコメントもあったので歩きスマホは危ないよと心配していたら、自室をうろうろしながらやっているそうで一安心w😄


29、74-85
華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.9 
武富礼衣女流初段
「体も心も整えて」 
1999年5月25日生まれ。佐賀県出身。中田功八段門下。2015年9月に巻頭研修会に入会。18年2月女流2級に昇級し、女流棋士に。同年3月女流初段。龍谷高校、立命館大卒。同大学客員研究員。現在は関東在住。

佐賀県初の女流棋士、趣味はピアノ、お笑いが好き、居飛車党、師匠、兄弟子の佐藤天彦九段、古賀悠聖五段、仲の良い石本さくら女流二段(大学の先輩)、仏教校で学んだことについて。

卒論のテーマ「将棋棋士の棋風と性格の相関」(心理学)がこれまた興味深いなと。もっと詳しく聞きたかった📝


38-40
リレーエッセイvol.32
及川拓馬七段「ターニングポイントを過ぎて」

42-49
藤井聡太七冠記念企画②
「羽生の七冠と藤井の七冠―歴史的大記録を比較する」 
観戦記者・鈴木氏のレポ。七冠達成の記者会見のあとの打ち上げの様子等。渡辺九段は出席を辞退。藤井七冠(現在は八冠)、左隣が立会人の田中虎彦九段、右隣が大盤解説聞き手の中村桃子女流二段、正面は女性記者、斜め右前は大盤解説の黒沢怜生六段。

藤井さんはやはり鉄道に関してびっくりするほど詳しかったのだとか。ひとしきり鉄道の話をした後、高見泰地七段が棋士の間で話題になっている難解な詰将棋を出して藤井さんが解いたりと打ち上げは終始和やかに進んだ様子。その2日後にはベトナムへ✈

後半は七冠になるまでの羽生七冠との成績比較。杉本八段談。


50-59
藤井聡太七冠記念企画③
佐藤天彦九段が語る第81期名人戦七番勝負
「内容を理解しようとする意志」 
6月号の解説の評判が良かったとのことで再登場。大好きなクラシック音楽の例をあげてキレキレの解説再び!棋士は将棋に勝てればいいという考え方ではなく、内容を見ることも大事だと言う視点をまずは再確認→名人戦の解説。

第5局「二枚の角による超絶技巧(藤井将棋)」

シリーズ全体の感想要約
藤井さんが指しづらそうな局面でも間違えず、終盤でのイレギュラーの手も含めてかなり読んでいないとラリーが続けられない局面がずっと続き、最終的に渡辺さんが決めてをつかみきれずにぽっきり折れた印象。
プライベートでは友人で棋士としては先輩の渡辺九段についてもかなり詳しく語られていて興味深かった。
例えば、10代の頃から見てきた渡辺さんの合理的な勝負の仕方、相手の美学や美意識を相対化してちょっとはぐらかすかのような手法を藤井さんが正面から打ち砕いたと。これから渡辺九段がどういう将棋を指していくのか要注目😉


86-95
第81期名人戦七番勝負第5局 
「角2枚でつかんだ名人位」 
解説/高見泰地七段
5/31・6/1 長野県 緑霞山宿 藤井荘
森尾鴎外、菊池寛などの文人が愛した宿。

第5局の副立会人を務めた高見泰地七段の解説。
渡辺-藤井はタイトル戦5回目。
第3局と同じ出だしから渡辺名人が変化
研究で想定した2二玉型からはずれながらも、3一玉型を上手く突いて攻める渡辺名人
角2枚の誰も予想しなかった勝負手を放つ藤井七冠

高見泰地七段の感想要約 
将棋は自分も相手もミスするので逆転が起こりやすいゲーム。渡辺名人はそれを踏まえて合理的に戦略を練り、定跡を進化させてきたタイプ。だけど1回も間違えない棋士が現れたことでどう戦うかを試行錯誤している印象とのこと。

藤井七冠(現在は八冠)に関してはすごいと思うと同時に自分にも伸びしろがまだまだあると思わせてくれる存在だと前向きなコメント😉


129-133
大山康晴十五世名人生誕100年記念
大山将棋セレクション「終盤は二度ある」vol.2 
VS田中寅彦四段(第27回王座戦) 
選局・記/石川陽生七段



134-137
大山康晴十五世名人生誕100年記念
"野獣流"灰色の昔話 
第14回「盤側から見た大山先生の超人ぶり」 
泉正樹八段
泉少年(当時)が記録係で接したときの記憶と当時の将棋界の思い出話。


139-155
戦術特集 手得を生かそう! 
先手中飛車vs超速
 ―難敵超速も先手番なら十分対抗― 
総合監修/黒田尭之五段
Chapter1 
講座「ゴキゲン中飛車 先後で考える超速対策」
―1手の違いを盤上に生かそう―
Chapter2 
好局鑑賞「プロの先手中飛車vs超速の熱戦を堪能」
Chapter3
先手中飛車次の一手「解いて覚える必須手筋」


156-157
追悼・武者野勝巳七段
森下卓「武者野さんの思い出」


164-170
第36期竜王戦

171-177
第82期順位戦

178-189
公式棋戦の動き


196-202
終盤のメカニクス 第3回 
「自玉の手数を延ばす受け」
講師/宮田敦史七段


●付録
【アゲアゲ折田が選んだ】
「AI流次の一手 相居飛車編」
人間が思いつかない異次元の一手は? 
記/折田翔吾五段
AIを用いた研究の中で勉強になった指し手を紹介するシリーズの第2弾(第1弾は2月号の付録)。
前回は振り飛車対居飛車の対抗形がテーマだったが、今回は相居飛車編。解説文の開いたスペースで推しの関西アイドルグループ・カラフルスクリームを猛プッシュする折田五段w😆






2023年12月18日月曜日

野澤亘伸『棋士の瞬き』内容紹介・レビュー


棋士の瞬き
マイナビ出版 (2022/11/29)
将棋ファン待望の本が出来上がりました。その名も「棋士の瞬き」。 『師弟 棋士たち魂の伝承』(光文社)や『将棋世界』の「師弟」の連載で脚光を浴びたカメラマンの野澤亘伸氏による写真集で、表紙の羽生善治九段や、藤井聡太竜王、渡辺明名人、永瀬拓矢王座など、40人を超えるプロ棋士が登場します。 一流の写真家は、被写体の内面まで写し出す――。そんな風に思える一冊を、ぜひお手に取ってご覧いただきたいと思います。

写真集130P+電子限定おまけ「アザーカット」12P

38人の棋士をピックアップ+師弟ショット+複数人ショット(38人の棋士以外も登場)。

タイトルがかっこいいですね😉

撮り下ろし写真集ではなく、雑誌や既刊に掲載されたものに蔵出しショットを加えたもの。『将棋世界』で見かけた写真が結構ありましたが、写真集はキャプションがほとんどなく、1Pや見開きの大きなカットで写真だけを純粋に楽しめる構成になっています。

電子おまけはその名の通り写真集に出てきたショットの別アングルを収録。

以下敬称略:

羽生善治9P+電子限定版1P
特集は9P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。
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永瀬拓矢6P+電子限定版1P
特集は6P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。

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豊島将之6P+電子限定版1P
1枚は師弟ツーショット。
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斎藤慎太郎5P+電子限定版1P
特集は5P。1枚は師弟ツーショット。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。

※商品リンクとして提供されているアフィリエイト広告です。


菅井竜也5P
特集は5P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。
 
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<ソロショット・師弟ツーショット>
藤井聡太9P
渡辺明6P
佐藤天彦5P
木村一基5P
山崎隆之4P
佐々木勇気4P
谷川浩司4P
高見泰地3P
中田功3P
広瀬章人3P
三浦弘行2P
杉本昌隆2P
行方尚史2P
久保利明2P
畠山鎮2P
森信雄2P
藤井猛2P
佐々木大地2P
都成竜馬2P(見開きソロショット)
屋敷伸之2P(見開きソロショット)
糸谷哲郎2P(見開きソロショット)
先崎学2P(見開きソロショット)
佐藤紳哉1P
勝浦修1P
高野智史1P
石田和雄1P
淡路仁茂1P
伊藤匠1P
斎藤明日斗1P
本田奎1P
森下卓1P
増田康宏1P
深浦康市1P

<複数人ショット>
宮田一門
深浦一門

<複数人コマ割りレイアウトページ>4P

<電子限定おまけ「アザーカット」>12P
羽生善治1P
永瀬拓矢1P
豊島将之1P
斎藤慎太郎1P
佐藤天彦+中田功ツーショット1P
山崎隆之1P
広瀬章人1P
高見泰地1P
伊藤匠1P
斎藤明日斗1P
木村一基1P
渡辺明1P


将棋関連のテレビ放送 2023年12月

地上波放送


12/20 水 14:00 〜 14:30
NHKEテレ
将棋フォーカス NHK杯プレーバック〜長手数編〜
NHK杯の対局を振り返る第2弾。今回は長手数編!第64回NHK杯2回戦、行方八段と澤田五段戦や久保利明九段の「粘りのアーティスト」としての一面にも迫る。


12/24 日 10:00 〜 10:30
NHKEテレ
将棋フォーカス 選 第2弾 ひも解く!江戸時代の名勝負 【アンコール放送】
江戸時代の対局を振り返る特集の第2弾!大橋宗銀対伊藤印達の3年間で57局も行われた対戦を増田康宏七段がひも解いていく。


12/24 日 10:30 〜 12:00
NHKEテレ
第49回将棋の日 in仙台
今回の舞台は仙台。地元棋士が多数出演!ペア将棋は中川大輔八段と佐藤秀司八段のチーム仙台が若手棋士ペアと対決。次の一手名人戦は羽生九段と森内九段の豪華対局。


12/31 日 03:45〜04:45

藤井聡太 八冠

祝・八冠!東海テレビが「聡太君」を追い続けて約9年、またまた驚かせてくれました。ナレーターの欽ちゃんもバンザーイ!






2023年12月4日月曜日

将棋世界2023年7月号 レビュー・内容紹介


将棋世界 2023年7月号(付録セット) [雑誌]

巻頭カラー特集1P
「充実の大地!王位戦でも挑戦者に」
伊藤園お~いお茶杯 第64期王位戦 挑戦者決定戦
5/18東京 将棋会館
羽生善治九段-佐々木大地七段戦

19
ヒューリック杯第94期棋聖戦挑戦者決定戦
「俊英大地が藤井に初挑戦-名人、王座を連破し大舞台へ-」
4/24東京 将棋会館
永瀬拓矢王座-佐々木大地七段

126-131
ヒューリック杯第94期棋聖戦挑戦者・佐々木大地七段へのインタビュー
佐々木大地七段「見える景色が違う戦場で戦うために」 構成/相崎修司

初のタイトル戦登場。デビュー7年でのタイトル挑戦。20代のタイトル挑戦者は昨年の叡王戦の出口若武六段以来。

五番勝負に向けての意気込み、今期振り返り、挑戦者決定戦後の歩み、不調脱出(2022年の五連敗からの復活)とメガネのことなど。高校生ぐらいから目が悪くなっていたが、特に不自由していなかったで裸眼だったらしく、自動車免許を取るためにメガネを作ったとのこと。初めてメガネで対局したのは2月の対岡部戦。視界がクリアになって思考もクリアに?😄

101-107
第81期名人戦七番勝負【第2局】
「盲点になった筋 記/田名後健吾」
4/27・28静岡市 浮月楼
渡辺明名人-藤井聡太竜王
浮月楼は徳川慶喜が明治時代に住んでいた邸宅として知られる料亭。

左美濃→じっくりした進行→逸機・誤算→盲点の銀取り

6-17
第81期名人戦七番勝負【第3局】
「不運と偶然 記/今井和樹 解説/村田顕弘六段」
5/13・14大阪府 高槻城公園芸術文化劇場
渡辺明名人-藤井聡太竜王

挑戦者の藤井竜王が2勝を挙げた後の一戦。解説は去年から一人暮らしを始めた高槻市在住の村田六段。対局場は3月にオープンしたばかりの高槻城公園芸術文化劇場。

持久戦調の序盤戦→後手ペース?→幻の妙手順→クライマックス→奇跡的な紙一重→実りある終幕

渡辺名人1勝目。本稿の締めは大盤解説会で聞き手を務めた加藤桃子女流四段のほっこりするコメント。

4-5 
第81期名人戦七番勝負【第4局】
「藤井快勝! 最年少名人&七冠に王手」(編集部)
5/21・22福岡県飯塚市 麻生大浦荘
渡辺明名人-藤井聡太竜王

120-121
第8期叡王戦五番勝負【第2局】
「菅井 指しすぎとがめ絶品サバキ 記/編集部」
4・23名古屋市 名古屋東急ホテル
藤井聡太叡王-菅井竜也八段
挑戦者・菅井八段が勝利した第2局は振り飛車の会心局。

18
第8期叡王戦五番勝負【第3局】
「藤井叡王、相穴熊の死闘制す」
5/6名古屋 か茂免 
藤井聡太叡王-菅井竜也八段

108-119
第8期叡王戦五番勝負【第3局】
「容易に負けにしない強さ 解説/谷川浩司十七世名人 記/大川慎太郎」
5/6名古屋 か茂免 
藤井聡太叡王-菅井竜也八段
第3局の立会人を務めた谷川十七世名人の解説。
振り飛車党にも色んなタイプがいる中、菅井八段の特徴は長期戦を厭わない姿勢。後手の菅井八段は気合の三局連続の三間飛車→後手の苦労→辛抱実って駒得も・・・→時間切迫の終盤戦→驚愕の代案。藤井叡王が二勝目。

27、41-53
令和を駆けろ!俊英棋士 vol.9 
古賀悠聖五段
「将棋は観ているほうが好き」
2001年1月1日生まれ、福岡出身。11年中田功八段門下で奨励会入り。20年フリークラス入り。21年順位戦に昇級。同年新人王戦で準優勝。

フリークラス入りを決断した理由、棋風、仲の良い棋士等について。

受けの棋風、矢倉好き。将棋を指すのがそんなに好きではなく、人の将棋をみるのが好きとのこと。意外にそういう棋士は少なくないようでw
ライバルは服部五段。

20
第16期マイナビ女子オープン五番勝負 
「西山、2連勝で女王6連覇に迫る」
4/19甲府市 常磐ホテル
西山朋佳女王-甲斐智美女流五段

21
第34期女流王位戦五番勝負 
「対抗形の開幕局を伊藤が制す」
4/26姫路市 夢乃井
里見香奈女流王位-伊藤沙恵女流四段

122-125
第34期女流王位戦五番勝負【第1局】 
「持ち味が出た開幕戦 記/工藤光一」
4/26姫路市 夢乃井
里見香奈女流王位-伊藤沙恵女流四段

22
第72期ALSOK杯王将戦 王将就位式
「藤井聡太王将 手堅い将棋で目指せ永世王将」
5/8東京ドームホテル

24
大山康晴十五世名人生誕100年記念
「大山康晴プロフィール」

25、156-161
公文杯第48回小学生将棋名人戦
「永山遥真さん(小5)小学生日本一に!」
4/30東京都港区 チサンホテル浜松町
歴代優勝者には渡辺明名人や羽生善治九段をはじめ多くのプロ棋士がいる1976年創設の伝統ある小学生全国大会。

28、56-66
華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.8 
和田はな女流1級
「将棋と勉強の両立を」
2002年1月14日生まれ、埼玉県出身。藤倉勇樹五段門下。9歳で研修会入り。12歳で女流アマ名人戦優勝。2020年女流棋士になる。現在大学生(早稲田大学)との両立。

経歴、趣味、憧れの棋士、仲の良い女流棋士、棋風などについて。

29
ニコニコ超会議2023
佐藤天彦九段&糸谷哲郎八段の超将棋100局勝負!
4/29・30千葉 幕張メッセ

38-40
リレーエッセイvol.31 
山田久美女流四段「“将棋学校”に魅せられて」

80-85
第16期マイナビ女子オープン五番勝負【第2局】
緩急自在の西山振り飛車 記/工藤光一
4/19甲府市 常磐ホテル
西山朋佳女王-甲斐智美女流五段

86-93
大山康晴十五世名人生誕100年記念
大山名人、晩年の思い出「お礼は言いようもなし」 記/前田祐司九段

94-100
大山康晴十五世名人生誕100年記念
・大山将棋セレクション「終盤は二度ある」 記/石川陽生七段

132-138
「終盤のメカニクス 第2回 講師/宮田敦史七段」
速度重視の寄せ

140-155
戦術特集 祝!升田賞受賞 指してみよう嬉野流
 ―アマ発B級戦法が棋界の歴史に名を刻む― 総合監修/安用寺孝功七段
Chapter1 講座「嬉野流 基本から進化形まで」―独特の序盤戦術を覚えよう―
Chapter2 好局鑑賞「プロも指す嬉野流からの進化形」
Chapter3 嬉野流次の一手「解いて覚える嬉野流必須手筋」

164-165
第31期銀河戦

166-171
第36期竜王戦

173-179
第16回朝日杯将棋オープン戦 本戦

180-193
公式棋戦の動き

198-200 
灰色の昔話 第13回「追憶の天狗将棋道場」 泉正樹八段

付録
新手年鑑2023年版 記/勝又清和七段





2023年10月20日金曜日

将棋世界2023年6月号 レビュー・内容紹介



3-5 
第50回将棋大賞 

3
最優秀棋士賞 藤井聡太竜王(3回目)
カラー写真

4-5
優秀棋士賞 渡辺明名人(9回目)カラー写真
敢闘賞 羽生善治九段(3回目)カラー写真
新人賞 服部慎一郎五段(初)カラー写真
最優秀女流棋士賞 里見香奈女流五冠(13回目)カラー写真
優秀女流棋士賞 西山朋佳女流三冠 カラー写真
第17回名局賞 第72期ALSOK杯王将戦第2局 藤井聡太王将VS羽生善治九段
最多対局賞 服部慎一郎五段(初)
最多勝利賞 53勝 藤井聡太竜王(5回目)
勝率1位賞  藤井聡太竜王(5回目)

6-19
第81期名人戦七番勝負 
渡辺明名人vs藤井聡太竜王
【第1局】将棋は芸術である 
解説/佐藤天彦九段 
記/大川慎太郎
カラー写真6枚(対局シーン1、渡辺名人1、藤井竜王1、前夜祭1、佐藤九段1)
佐藤天彦九段のキレキレの解説!

20
●佐藤康光・日本将棋連盟会長が退任/羽生善治九段が役員予備選挙に立候補

22-23
第8期叡王戦五番勝負 
藤井聡太叡王vs菅井竜也八段
【第1局】藤井、会心の振り飛車破りで先勝
カラー写真4枚(対局シーン1、藤井叡王1、菅井八段2)

24-25
第16期マイナビ女子オープン五番勝負 
西山朋佳女王vs甲斐智美女流五段
カラー写真3枚(前日の記念撮影1、西山女王1、甲斐1)

28-31
●佐々木勇気新八段フォトショット
●服部慎一郎五段フォトショット
●藤井奈々女流初段フォトショット

32-33
あつまれ!描く将

35
懸賞詰将棋

38-40
●読み物
・リレーエッセイvol.30 「気分転換」長谷部浩平五段

42-53
●連載インタビュー
・令和を駆けろ!俊英棋士
vol.8 服部慎一郎五段
「楽しく、闘志を持って」 
インタビュー/大川慎太郎
富山県出身・キャリア3年・23歳の服部五段。デビューから3年連続7割以上の勝率を挙げている俊英。奨励会時代・2022年度・戦法・仲の良い棋士・研究会・趣味・抱負等について。
モノクロ写真5枚

56-66
●連載インタビュー
・華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション 
vol.7 藤井奈々女流初段
「強い人の景色を見たい!」 
インタビュー/内田晶
師匠・姉弟子の西山朋佳女流三冠・目標にする棋士・戦法・趣味・盤外での活動・抱負等について。
モノクロ写真10枚

67-77
●第50回将棋大賞決定!
・将棋大賞選考会
・升田幸三賞、名局賞選考会

78-89
●特別読み物
・藤井聡太―史上最多、10冠達成!
「“六冠プラス4”として、七冠を目指す。それって、どういうこと?」 
記/鈴木宏彦(観戦記者)
モノクロ写真4枚(藤井2、羽生1、大山・丸田1

90-103
●スペシャルインタビュー
・佐々木勇気新八段が語る
「精度上げ、A級を戦い抜く」 
16歳1ヶ月の若さで四段昇段を果たした若手棋士トッププレイヤーの一人。これまでの歩み・2022年度・AI時代の戦い方・藤井将棋と自身の負けパターン・抱負等について。
モノクロ写真5枚

104-111
第8期叡王戦五番勝負 
藤井聡太叡王vs菅井竜也八段
【第1局】濃密な押し引きの開幕戦 
記/工藤光一
モノクロ写真4枚

112-119
第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負 
渡辺明棋王vs藤井聡太竜王
【第4局】闘いに終わりはない
 記/田名後健吾
モノクロ写真5枚

120-131
第16期マイナビ女子オープン五番勝負 
西山朋佳女王vs甲斐智美女流五段
【第1局】陣屋 それぞれの想い 
記/下村康史
モノクロ写真10枚

132-136
・第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント 
藤井聡太竜王vs佐々木勇気八段
【決勝】藤井 NHK杯も初制覇  
記/編集部
モノクロ写真2枚

137-153
●戦術特集 プロが教える評価値の話
 ―AI判定をも覆す 人間同士の戦い―
総合監修/西田拓也五段
Chapter1 講座「評価値から考える勝負術」―AIと人間の読み筋を比較―
Chapter2 次の一手「有利な局面からの逃げきり術」
Chapter3 次の一手「不利な局面からの勝負術」

154-157
●斎藤明日斗五段の10連勝昇級を祝う

158-161
将棋世界クロニクル

165-171
●講座
・新連載 終盤のメカニクス 
講師/宮田敦史七段

172-173
●第31期銀河戦

174-193
●公式戦
・第36期竜王戦
・公式棋戦の動き(王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・叡王戦・棋聖戦・NHK杯・新人王戦・白玲戦・女流順位戦他)

194
懸賞詰将棋

196-199
●灰色の昔話 第12回「思い出の食事処」 
泉正樹八段

200-201
●横浜冷凍杯・関口慎吾記念研修会トーナメント戦[東北研修会編]
モノクロ写真2枚提供・記:東北研修会幹事・熊坂学六段

202-207
●詰将棋サロン

208-209
①「ちょっと手ごわい一手詰」
出題/飯島栄治

210-211
②「ホンマにやさしい3手5手詰」
出題/本間博

212-213
③「ステップアップ7手9手詰」
出題/東和男

214
①②③解説

215-225
●昇段コース案内

226-227
●第73回奨励会三段リーグ戦

228-229
●奨励会の動き
関東・関西

230-232
●インフォメーション

234-235
●棋友ニュース

238-239
●4月号懸賞問題 解答・解説

240-241
●連載漫画「と金の将ちゃん」
神保 あつし

●付録
名人戦盤寿記念 
「名人戦物語」後編 
鈴木宏彦(観戦記者)
39問収録。前半は21歳の谷川浩司新名人の誕生まで、後編は谷川新名人の時代から藤井聡太竜王の名人挑戦までの歴史を振り返る。



2023年10月14日土曜日

青野照市『将棋・棋士の素顔――知られざる千駄ヶ谷の魔境』内容紹介・レビュー


将棋・棋士の素顔――知られざる千駄ヶ谷の魔境

マイナビ出版 (2022/6/23)

2022年1月執筆時点での将棋界の状況・注目すべき棋士・歴史を作った棋士たちを紹介した一冊。少し前の棋界の状況を綴ったものが大半ながら、内側にいる人だけが知る対局の裏側や棋士たちの素顔が紹介されていて読み応えがありました。

10年前に新聞に掲載したコラム(第4章)と2017年から連載している新聞コラム(第1章~3章)を加筆修正したものとのこと。

第1章「時代を飾る棋士の素顔」

・藤井聡太(1)(2)(3)(4)(5)
2017年・2018年・2021年のコラム。具体的な逸話はなく、棋士としての歩みと展望。モノクロ写真(29連勝の新記録達成後、取材陣に囲まれた1枚)

・羽生善治(1)(2)(3)(4)
2017年のコラム。具体的な逸話はなく、棋士としての歩みを簡単に紹介。モノクロ写真(永世七冠を達成した翌日、ホテルのロビーにて笑顔の1枚)

・渡辺明(1)(2)(3)
2017年のコラム。棋士としての歩みを簡単に紹介。自身との初対局時の印象など。モノクロ写真(対局中の1枚)。

・谷川浩司(1)(2)(3)(4)
生い立ち、性格、21歳での名人奪取、王座から引きずり降ろされたときの憔悴振り、会長に就任した経緯等、色んな逸話を紹介。モノクロ写真(対局中の1枚)

・大山康晴(1)(2)(3)(4)
若手時代から晩年までの色んな逸話を紹介。モノクロ写真(五冠王になり、全盛期を迎えていた頃の笑顔の1枚)

・升田幸三(1)(2)(3)(4)
家出・陣屋事件など、若手時代から晩年までの色んな逸話の他、唯一の公式戦での対局や引退表明前の最後の対局となった『将棋世界』主催の若手棋士との三番勝負で最後の相手となったこと、升田式石田流についても紹介。モノクロ写真(1957年、名人を奪取して三冠王となったときの1枚)

・米長邦雄(1)(2)(3)(4)
生い立ち、棋士としての歩み、会長としての実績、名言などを紹介。モノクロ写真(第一回電王戦での1枚)

・里見香奈(1)(2)
女流棋士としての歩みを紹介。モノクロ写真1枚。


第2章「将棋界のエピソード」

・昭和の将棋界(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)
昭和時代の塾生・奨励会員の日常、会館に住み込む塾生制度と師匠の家に住み込む内弟子について自身の経験を交えながら紹介。会館で目撃した往年の棋士たちの逸話や対局室でのやりとりも盛り沢山。

・心に残る先輩の言葉(1)(2)(3)(4)(5)(6)
加藤治郎名誉九段、大山康晴十五世名人、花村元司九段、米長邦雄永世棋聖、山田道美九段、芹沢博文九段、木村義徳九段の言葉を紹介。

・忘れえぬ将棋ファン(1)(2)(3)
田中角栄、講談師、音楽家との個人的なエピソードを紹介。

・将棋用具の話(1)(2)(3)

・過酷な三段リーグ(1)(2)
三段リーグについて詳しく解説し、そこで生まれた数々のドラマを紹介。プロ棋士編入試験についても解説。

・師弟それぞれ(1)(2)
内弟子制度の終焉と師弟関係の変化について。


第3章「将棋界を支える棋戦の数々」

・竜王戦(1)(2)(3)(4)
竜王戦の歴史、名勝負を紹介。

・名人戦(1)(2)(3)
名人戦の歴史、名勝負を紹介、執筆年(2019)の観戦記。

・順位戦(1)(2)(3)(4)
順位戦の歴史、執筆年(2019)の観戦記、自身の忘れられない対局を紹介。

・王位戦(1)(2)(3)
王位戦の歴史、執筆年(2018)の観戦記。

・王座戦(1)(2)(3)
王座戦の歴史、思い出、執筆年(2018)の観戦記。

・棋王戦(1)(2)
棋王戦の歴史、執筆年(2018)の観戦記。

・叡王戦(1)(2)
誕生秘話・独特の運営方法について。

・王将戦(1)(2)(3)
王将戦の歴史、名勝負を紹介。執筆年(2017)の観戦記。

・棋聖戦(1)(2)(3)
棋聖戦の歴史、名勝負を紹介。執筆年(2018)の観戦記。


第4章「棋士人生あれこれ」

・日本の将棋、自身の棋士人生について。




将棋 10月の地上波放送

10/14 土 20:15 〜 20:50
NHK総合1
「有吉のお金発見 突撃!カネオくん 藤井八冠誕生で注目!将棋対局のお金の秘密」
勝負メシや会場設営など舞台裏、駒と盤作りのスゴ技、あの棋士の衝撃伝説等。


10/15 日 01:00 〜 01:50
NHK総合1
【史上初!八冠達成記念】NHKスペシャル 選「藤井聡太二冠 新たな盤上の物語」
2020年の二冠達成時に放送したNHKスペシャルの再放送


10/15 日 10:00 〜 10:30
NHKEテレ
将棋フォーカス NHK杯プレーバック 〜早指し編〜
鈴木大介九段、糸谷哲郎八段の対局をプレーバック。


10/15 日 10:30 〜 12:00
NHKEテレ
第73回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 2回戦第11局 永瀬王座×三浦九段


10/15 日 17:50 〜 18:00
NHKEテレ
こども手話ウイークリー
藤井八冠特集。


10/16 月 19:30 〜 19:57
NHK総合1
クローズアップ現代 藤井聡太 前人未到の“八冠” 何が勝敗を分けたか秘密に迫る


10/18 水 14:00 〜 14:30
NHKEテレ
将棋フォーカス NHK杯プレーバック 〜早指し編〜
鈴木大介九段、糸谷哲郎八段の対局をプレーバック。

2023年10月13日金曜日

『天才棋士に学ぶ勝利の思考法 藤井聡太名語録』内容紹介・レビュー


天才棋士に学ぶ勝利の思考法 藤井聡太名語録
スタジオグリーン (2018/12/14)

電子版のみ。紙書籍は別タイトルで同じ年に刊行・現在在庫なし。

「藤井聡太名語録」と冠されているものの、語録は第二章に21の発言と第四章に少しだけ。他の雑誌・書籍のインタビュー記事を短くカットして寄せ集めたプチ語録といった感じ。著作権の関係か、たった一言だけの引用がほとんどでオリジナルのインタビュー記事なし。藤井8冠の写真も未収録。

第一章
<将棋界の新星・藤井聡太>
藤井8冠の歩みを簡単に紹介したもの:
・奨励会における新記録
・プロデビュー
・公式戦初対局
・公式戦29連勝
・数々の新記録
・レジェンドとの炎の七番勝負(非公式戦)
・公式戦50勝達成(50勝6敗)
・詰将棋

第二章
<藤井聡太語録>
他の雑誌のインタビュー記事を短くカットして寄せ集めたプチ語録。21発言。

幼稚園時代
・『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』
・『頂へ 藤井聡太を生んだもの』

小6
・『詰将棋解答選手権2015』(詰将棋解答選手権実行委員会編)
・『将棋世界』

中学時代
・『将棋世界』
・『弟子・藤井聡太の学び方』
・『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』
・『詰将棋解答選手権2017』

第三章
<藤井聡太エピソード~負けず嫌いの子ども~>

第四章
<藤井聡太エピソード~記憶を塗り替えていく天才~>

第五章
<藤井聡太をとりまく人々>

第六章
<棋士たちの名言>

第七章
<将棋あれこれ>


最初に紹介した通り、この作品はダイヤプレスより刊行された藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術をもとに電子化されたものとのこと。



天才棋士に学ぶ勝利の思考法 藤井聡太名語録



藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術



2023年10月12日木曜日

藤井聡太 (監修)『藤井聡太の将棋入門』内容紹介・レビュー


藤井聡太の将棋入門
単行本(ソフトカバー) 
2022/9/22 マイナビ出版

【藤井8冠監修】
駒の動かし方などの将棋の基本ルールを藤井8冠のアドバイスを交えながら図解入りでかみ砕いて説明した入門書。

藤井8冠からのメッセージ
・「はじめに」1P
・「藤井聡太の将棋っておもしろい」4P
その1<将棋はどんどん味方がふえていく そこがおもしろいところです>
その2<ぼくがいちばん好きな駒は「角」 使い方に工夫のしがいがあるんです>
その3<だれかと勝負して勝つ その楽しさも将棋の魅力の一つ>
その4<楽しいと思う方法が一番の上達法>

序章:
<将棋をはじめよう>
・盤と駒で遊ぶ
まわり将棋
山くずし
はさみ将棋

第1章:
<将棋の駒を覚えよう>
・駒の名前と種類の解説

第2章:
<将棋を指してみよう>
・先後の決め方
・駒の並べ方
・実践
・戦法
・ルール違反
・棋譜の見方

第3章
<勝つための作戦25>
・序盤の戦略1~5
・中盤の戦略1~10
・終盤の戦略1~10

第4章
<挑戦!将棋ドリル20>
・駒探し
・次の一手
・1手詰
・3手詰

2023年8月5日土曜日

『将棋世界 2023年3月号』内容紹介・レビュー



将棋世界(日本将棋連盟発行) 2023年3月号

不敗かそれとも伝説か 藤井聡太VS羽生善治、世紀の一戦

003-017
●第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局 
藤井聡太王将vs羽生善治九段 
見どころたっぷりの開幕戦
立会人・久保利明九段の解説
世紀の決戦開幕!
不敗の王者、藤井聡太王将が制す
解説+カラー写真

018-019
●第48期棋王戦コナミグループ杯
挑戦者決定二番勝負第2局
藤井、棋王に初挑戦!
ー史上二人目の六冠目視野にー
解説+カラー写真

020
●第30期銀河戦決勝
藤井2年ぶり2回目の優勝
簡易解説+カラー写真
詳しい解説は76P~

022ー023
●第16回朝日杯将棋オープン戦
名古屋対局
藤井、豊島がベスト4に進む
解説+カラー写真
詳しい解説は98P~

024
第12期リコー杯女流王座戦 五番勝負第5局
里見香奈女流王座vs加藤桃子女流三段
先手番シリーズ 里見、死闘制す
解説+カラー写真
詳しい解説は82P~

025
●第49期岡田美術館女流名人戦 五番勝負第1局
西山快勝
三冠復帰に好発進
解説+カラー写真
詳しい解説は92P~

026ー027
●第11回上州将棋まつり2023
藤井竜王登場 盤上でファン魅了
解説+カラー写真
詳細レポートは106P掲載

028
●SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2022
関東棋士vs関西棋士
ユニークなプロ団体戦
紹介ページ
レポートは118P~

030-031
●棋士編入試験五番勝負第3局
小山アマ破れる
合格は第4局以降に持ち越し
解説+カラー写真

032-033
あつまれ!描く将
棋士のイラストコーナー

035
懸賞詰将棋

038-040
●リレーエッセイvol.27 「兄と妹」村田智穂女流二段 

041
将棋会館建設への支援プロジェクト
天童市が寄付金1,000万円を贈呈

042-052
●スペシャルインタビュー ・令和を駆けろ!俊英棋士 vol.5 
渡辺和史五段 「トップ棋士と戦いたい」 
インタビュー/大川慎太郎 
趣味・学生時代・豊川門下・仲の良い棋士等ついて

054-063
●華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.4 
内山あや女流1級 「将棋も趣味も全力投球!」 
インタビュー/内田晶 

066-075
 ●緊急企画 歴史は動くか 
最年少名人への道 ・藤井竜王は六冠から七冠に飛ぶか?
―2023年の大勝負と名人戦を占う 
記/鈴木宏彦 
名人三つの時代
【大山名人時代・中原名人時代・谷川名人時代】
大名人の時代は終わり、激動期へ
【羽生名人時代・群雄割拠の時代・渡辺名人時代】

076-081
●第30期銀河戦決勝 
藤井聡太竜王vs髙見泰地七段  
積極性を心がけて 記/工藤光一 

082-091
●第12期リコー杯女流王座戦五番勝負 
里見香奈女流王座vs加藤桃子女流三段 
【第4、5局】最終盤の指運勝負 
記/相崎修司 

092-097
●第49期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負 
伊藤沙恵女流名人vs西山朋佳女流二冠 
【第1局】挑戦者の剛腕、網を破る 
記/相崎修司

 098-105
●第16回朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局 
豊島、9年ぶりのベスト4に 
藤井が超絶技巧の終盤戦で勝利 
記/渡部壮大  

106-114
●第11回上州将棋祭り2023&第7回YAMADA女流チャレンジ杯  
藤井竜王逆転勝ち! 
加藤結女流初段が初優勝! 
記/渡部壮大 

115
●佐藤天彦九段の不服申立書は不採用

116-117
『藤井壮太BOOK2023』
書籍紹介

118-126
●SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022  
名人不在も東軍が優勝!  
記/岩田大介 

127-145
●戦術特集 振り飛車党必須! 
B級戦法迎撃法  ―狙いを看破して正しく対応しよう― 
総合監修/冨田誠也四段 
Chapter1 
講座「対B級戦法 振り飛車党必須10のテーマ」
―プロが考えるおススメの対処法は?
― Chapter2 
好局鑑賞「プロの対マイナー戦法を体感」 
Chapter3 
次の一手「解いて学ぼう対B級次の一手」 

146-155
●講座&読み物
相掛かり―最新形に潜む歴史
最終回「相掛かり腰掛け銀の変遷 令和進化論」 
講師/勝又清和七段 

156-159
残したい伝統の技 棋具の匠
第13回「”孤高の駒師”吉岡出石」④

160-161
●第30期銀河戦 
囲碁・将棋チャンネル主催

164-169
第36期竜王戦

165-177
●第81期順位戦

178-189
●公式棋戦の動き
解説 
記/大川慎太郎
第8期叡王戦
第64期王位戦
第71期王座戦
第48期棋王戦
第94期棋聖戦
第16回朝日杯
第72回NHK杯
第53期新人王戦
第5期大成建設杯清麗戦
第16期マイナビ女子オープン
第3期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦
第49期岡田美術館杯女流名人戦
第7回YAMADA女流チャレンジ杯
第34期女流王位戦

190-192
●灰色の昔話 
第9回「“と金クラブ”の光景と実態」 
泉正樹八段

194
懸賞詰将棋

198-199
●3月号詰将棋サロン
選題 及川拓馬

200-203
●2月号詰将棋サロン解説
斎藤慎太郎八段

204-209
2022詰将棋サロン年間優秀作品選考会

210-211
①「ちょっと手ごわい一手詰」
出題/飯島栄治

212-213
②「ホンマにやさしい3手5手詰」
出題/本間博

214-215
③「ステップアップ7手9手詰」
出題/東和男

216
①②③解説

217-227
●昇段コース案内

228-229
●第72回奨励会三段リーグ戦
解説

230-231
●奨励会の動き
関東・関西

232-233
●インフォメーション

234-235
●棋友ニュース

238-239
●1月号懸賞問題 解答・解説

240-241
●連載漫画「と金の将ちゃん」
神保 あつし

●付録 
「第4回詰将棋創作キッズチャレンジ」
33作発表



将棋世界(日本将棋連盟発行) 2023年3月号