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2023年12月23日土曜日

将棋世界2023年8月号 レビュー・内容紹介


将棋世界 2023年8月号

3-7
巻頭カラー写真
第81期名人戦七番勝負第5局 
「藤井聡太 史上最年少で名人&七冠獲得」
実力名人制になってから16人目。
最年少名人:20歳10ヶ月は谷川浩司十七世名人の保持していた21歳2ヶ月を約40年ぶりに更新。
七冠達成:羽生善治九段の保持していた最年少記録(25歳4ヶ月)を4年6ヶ月更新。
色紙には谷川浩司十七世名人が好んだ「温故知新」の言葉が。

藤井荘での写真+谷川浩司十七世名人・羽生善治九段のお祝いコメントなども😉


8-15
藤井聡太七冠記念企画①
「photo 藤井聡太 デビューから七冠まで―記録ずくめの7年間」
三段リーグに初参加した2016年から7年間の記憶。

<2016 史上最年少四段>
一期抜けを果たし、14歳2ヶ月で四段昇段。

<2016 デビュー戦で初勝利>
加藤一二三九段との竜王戦ランキング戦6組。

<2017 デビューから無敗 史上最多29連勝!>

<2018 羽生善治と初対戦 棋戦初優勝>

<2019 王将戦挑戦者決定リーグ戦 痛恨のトン死でタイトル初挑戦逃がす>

<2020 棋聖戦で史上最年少挑戦&タイトル獲得>

<2020 王位獲得で最年少二冠&八段>

<2021 叡王奪取で最年少三冠に>

<2021 竜王獲得で四冠>

<2022 王将奪取で五冠>

<2022 一般4棋戦制覇>

<2023 棋王奪取で六冠に 史上2人目の快挙>

<2023 史上最年少で名人獲得と七冠達成>


16-17
「棋士総会開催 羽生善治 新会長に」
就任あいさつの後に行われた記者会見の一問一答を抜粋紹介。
立候補を決めた時期と経緯、前会長とのこと、棋士との両立など。


18、106-115
第8期叡王戦五番勝負第4局
「藤井聡太、叡王3連覇ー連続千日手の激闘制すー」
「藤井叡王、見事な勝負術」 
藤井聡太叡王vs菅井竜也八段
5/28 岩手県 浄土ヶ浜パークホテル

解説は岩手出身の小山怜央四段。現地で大盤解説も担当。叡王戦五番勝負は藤井叡王の2勝1敗のスコアで第4局を迎えた。千日手が2回となる大熱戦だった本局。初めての大盤解説で千日手の延長戦は貴重な体験になったとのこと。ちなみに1局目は三間飛車で開始から2時間足らずで千日手が成立。

小山怜央四段の感想要約
互いに持ち味の出た五番勝負。指し直し2回の激闘を制した藤井叡王は終盤の安定した差し回しや勝負術がお見事。また敗れはしたものの、菅井八段の戦いぶりは振り飛車党に勇気を与えたはず。

対局前日は藤井叡王と菅井八段たちと遊覧船🚤に乗り、ウミネコに餌やりするパンも買ったのに、全然寄って来なくて自分たちでウミネコパンを食べたのだとかw😆

対局の翌日は藤井叡王と小山四段が一日駅長に🚉👮

19、96-105
第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局
「藤井 海外対局で快勝発進」 
「記録係は見た! ダナンの熱き戦い」
藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
6/5 ベトナム・ダナン市

コロナ禍を経て4年ぶりに実現した海外対局。記憶係を務めた小山直希四段の解説。

藤井棋聖の先手で角換わり

小山直希四段の感想要約
序盤は両者用意してきた作戦という感じだったが、中盤からは先に時間を消費した佐々木七段が苦しんでいる印象だった。藤井棋聖は中終盤でしっかり腰を落として考える時間を確保し、1七角のような手で突き放すという、先手角換わりの理想的勝ち方。


20、116-121
第16期マイナビ女子オープン五番勝負第3局
西山朋佳女王vs甲斐智美女流五段
「遊戯三昧」
5/28 神奈川県藤沢市 時宗総本山 遊行寺

22
新棋戦「達人戦立川立飛杯」誕生!
株式会社立飛ホールディングス、トヨタS&D西東京株式会社協賛の新棋戦について。

【棋戦概要】
50歳以上の現役棋士が対象。予選・本戦ともトーナメント形式。予選を勝ち抜いた4名と永世称号呼称者・資格者4名(谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、佐藤康光九段、森内俊之九段)の計8名で本戦。

第1回達人戦立川立飛杯:2023年6月~11月開催


23、122-127
第34期女流王位戦五番勝負第3、4局
「里見、積極策で五冠堅持」
「里見、女流王位5連覇&9期獲得」
里見香奈女流王位vs伊藤沙恵女流四段
5/25 福岡県飯塚市 麻生大浦荘
6/7 徳島県徳島市 JRホテルクレメント徳島


24
大成建設杯第5期清麗戦挑戦者決定戦
「西山 清麗に初挑戦-半年ぶりの女流頂上決戦に-」
5/22 東京 将棋会館

26
第48期棋王戦コナミグループ杯
藤井聡太棋王就任式
「よりよい将棋をお見せしたい」
就位状、賞杯、賞金の他に副賞としてコナミスポーツクラブの年間利用パス、フィットネスグッズ一式、コナミベームソフトセット、Nintendo Switch本体、カロリーメイト1年分が贈られたとのこと🎁


28、62-72
令和を駆けろ!俊英棋士 vol.10 
狩山幹生四段
「岡山の異能は受けが好き」 
2001年11月12日倉敷市生まれ。14年に井上慶太九段門下で奨励会入り。19年に三段リーグ入りし、21年に第69期三段リーグで13勝5敗の成績を挙げて四段昇段。居飛車党で受けに偏った棋風。

経歴、課題、棋風、棋士編入試験の試験官として対戦した里見加奈女流五冠・小山怜央四段、親しい棋士について。

棋士なのに座るのが苦手で立ち食いの店を選ぶほどだけど、基本は部屋から出たくないインドア派。立って歩きながらネット将棋をしているというコメントもあったので歩きスマホは危ないよと心配していたら、自室をうろうろしながらやっているそうで一安心w😄


29、74-85
華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.9 
武富礼衣女流初段
「体も心も整えて」 
1999年5月25日生まれ。佐賀県出身。中田功八段門下。2015年9月に巻頭研修会に入会。18年2月女流2級に昇級し、女流棋士に。同年3月女流初段。龍谷高校、立命館大卒。同大学客員研究員。現在は関東在住。

佐賀県初の女流棋士、趣味はピアノ、お笑いが好き、居飛車党、師匠、兄弟子の佐藤天彦九段、古賀悠聖五段、仲の良い石本さくら女流二段(大学の先輩)、仏教校で学んだことについて。

卒論のテーマ「将棋棋士の棋風と性格の相関」(心理学)がこれまた興味深いなと。もっと詳しく聞きたかった📝


38-40
リレーエッセイvol.32
及川拓馬七段「ターニングポイントを過ぎて」

42-49
藤井聡太七冠記念企画②
「羽生の七冠と藤井の七冠―歴史的大記録を比較する」 
観戦記者・鈴木氏のレポ。七冠達成の記者会見のあとの打ち上げの様子等。渡辺九段は出席を辞退。藤井七冠(現在は八冠)、左隣が立会人の田中虎彦九段、右隣が大盤解説聞き手の中村桃子女流二段、正面は女性記者、斜め右前は大盤解説の黒沢怜生六段。

藤井さんはやはり鉄道に関してびっくりするほど詳しかったのだとか。ひとしきり鉄道の話をした後、高見泰地七段が棋士の間で話題になっている難解な詰将棋を出して藤井さんが解いたりと打ち上げは終始和やかに進んだ様子。その2日後にはベトナムへ✈

後半は七冠になるまでの羽生七冠との成績比較。杉本八段談。


50-59
藤井聡太七冠記念企画③
佐藤天彦九段が語る第81期名人戦七番勝負
「内容を理解しようとする意志」 
6月号の解説の評判が良かったとのことで再登場。大好きなクラシック音楽の例をあげてキレキレの解説再び!棋士は将棋に勝てればいいという考え方ではなく、内容を見ることも大事だと言う視点をまずは再確認→名人戦の解説。

第5局「二枚の角による超絶技巧(藤井将棋)」

シリーズ全体の感想要約
藤井さんが指しづらそうな局面でも間違えず、終盤でのイレギュラーの手も含めてかなり読んでいないとラリーが続けられない局面がずっと続き、最終的に渡辺さんが決めてをつかみきれずにぽっきり折れた印象。
プライベートでは友人で棋士としては先輩の渡辺九段についてもかなり詳しく語られていて興味深かった。
例えば、10代の頃から見てきた渡辺さんの合理的な勝負の仕方、相手の美学や美意識を相対化してちょっとはぐらかすかのような手法を藤井さんが正面から打ち砕いたと。これから渡辺九段がどういう将棋を指していくのか要注目😉


86-95
第81期名人戦七番勝負第5局 
「角2枚でつかんだ名人位」 
解説/高見泰地七段
5/31・6/1 長野県 緑霞山宿 藤井荘
森尾鴎外、菊池寛などの文人が愛した宿。

第5局の副立会人を務めた高見泰地七段の解説。
渡辺-藤井はタイトル戦5回目。
第3局と同じ出だしから渡辺名人が変化
研究で想定した2二玉型からはずれながらも、3一玉型を上手く突いて攻める渡辺名人
角2枚の誰も予想しなかった勝負手を放つ藤井七冠

高見泰地七段の感想要約 
将棋は自分も相手もミスするので逆転が起こりやすいゲーム。渡辺名人はそれを踏まえて合理的に戦略を練り、定跡を進化させてきたタイプ。だけど1回も間違えない棋士が現れたことでどう戦うかを試行錯誤している印象とのこと。

藤井七冠(現在は八冠)に関してはすごいと思うと同時に自分にも伸びしろがまだまだあると思わせてくれる存在だと前向きなコメント😉


129-133
大山康晴十五世名人生誕100年記念
大山将棋セレクション「終盤は二度ある」vol.2 
VS田中寅彦四段(第27回王座戦) 
選局・記/石川陽生七段



134-137
大山康晴十五世名人生誕100年記念
"野獣流"灰色の昔話 
第14回「盤側から見た大山先生の超人ぶり」 
泉正樹八段
泉少年(当時)が記録係で接したときの記憶と当時の将棋界の思い出話。


139-155
戦術特集 手得を生かそう! 
先手中飛車vs超速
 ―難敵超速も先手番なら十分対抗― 
総合監修/黒田尭之五段
Chapter1 
講座「ゴキゲン中飛車 先後で考える超速対策」
―1手の違いを盤上に生かそう―
Chapter2 
好局鑑賞「プロの先手中飛車vs超速の熱戦を堪能」
Chapter3
先手中飛車次の一手「解いて覚える必須手筋」


156-157
追悼・武者野勝巳七段
森下卓「武者野さんの思い出」


164-170
第36期竜王戦

171-177
第82期順位戦

178-189
公式棋戦の動き


196-202
終盤のメカニクス 第3回 
「自玉の手数を延ばす受け」
講師/宮田敦史七段


●付録
【アゲアゲ折田が選んだ】
「AI流次の一手 相居飛車編」
人間が思いつかない異次元の一手は? 
記/折田翔吾五段
AIを用いた研究の中で勉強になった指し手を紹介するシリーズの第2弾(第1弾は2月号の付録)。
前回は振り飛車対居飛車の対抗形がテーマだったが、今回は相居飛車編。解説文の開いたスペースで推しの関西アイドルグループ・カラフルスクリームを猛プッシュする折田五段w😆






2023年12月18日月曜日

野澤亘伸『棋士の瞬き』内容紹介・レビュー


棋士の瞬き
マイナビ出版 (2022/11/29)
将棋ファン待望の本が出来上がりました。その名も「棋士の瞬き」。 『師弟 棋士たち魂の伝承』(光文社)や『将棋世界』の「師弟」の連載で脚光を浴びたカメラマンの野澤亘伸氏による写真集で、表紙の羽生善治九段や、藤井聡太竜王、渡辺明名人、永瀬拓矢王座など、40人を超えるプロ棋士が登場します。 一流の写真家は、被写体の内面まで写し出す――。そんな風に思える一冊を、ぜひお手に取ってご覧いただきたいと思います。

写真集130P+電子限定おまけ「アザーカット」12P

38人の棋士をピックアップ+師弟ショット+複数人ショット(38人の棋士以外も登場)。

タイトルがかっこいいですね😉

撮り下ろし写真集ではなく、雑誌や既刊に掲載されたものに蔵出しショットを加えたもの。『将棋世界』で見かけた写真が結構ありましたが、写真集はキャプションがほとんどなく、1Pや見開きの大きなカットで写真だけを純粋に楽しめる構成になっています。

電子おまけはその名の通り写真集に出てきたショットの別アングルを収録。

以下敬称略:

羽生善治9P+電子限定版1P
特集は9P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。
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永瀬拓矢6P+電子限定版1P
特集は6P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。

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豊島将之6P+電子限定版1P
1枚は師弟ツーショット。
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斎藤慎太郎5P+電子限定版1P
特集は5P。1枚は師弟ツーショット。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。

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菅井竜也5P
特集は5P。複数人コマ割りレイアウトページにも登場。
 
※商品リンクとして提供されているアフィリエイト広告です。

<ソロショット・師弟ツーショット>
藤井聡太9P
渡辺明6P
佐藤天彦5P
木村一基5P
山崎隆之4P
佐々木勇気4P
谷川浩司4P
高見泰地3P
中田功3P
広瀬章人3P
三浦弘行2P
杉本昌隆2P
行方尚史2P
久保利明2P
畠山鎮2P
森信雄2P
藤井猛2P
佐々木大地2P
都成竜馬2P(見開きソロショット)
屋敷伸之2P(見開きソロショット)
糸谷哲郎2P(見開きソロショット)
先崎学2P(見開きソロショット)
佐藤紳哉1P
勝浦修1P
高野智史1P
石田和雄1P
淡路仁茂1P
伊藤匠1P
斎藤明日斗1P
本田奎1P
森下卓1P
増田康宏1P
深浦康市1P

<複数人ショット>
宮田一門
深浦一門

<複数人コマ割りレイアウトページ>4P

<電子限定おまけ「アザーカット」>12P
羽生善治1P
永瀬拓矢1P
豊島将之1P
斎藤慎太郎1P
佐藤天彦+中田功ツーショット1P
山崎隆之1P
広瀬章人1P
高見泰地1P
伊藤匠1P
斎藤明日斗1P
木村一基1P
渡辺明1P


将棋関連のテレビ放送 2023年12月

地上波放送


12/20 水 14:00 〜 14:30
NHKEテレ
将棋フォーカス NHK杯プレーバック〜長手数編〜
NHK杯の対局を振り返る第2弾。今回は長手数編!第64回NHK杯2回戦、行方八段と澤田五段戦や久保利明九段の「粘りのアーティスト」としての一面にも迫る。


12/24 日 10:00 〜 10:30
NHKEテレ
将棋フォーカス 選 第2弾 ひも解く!江戸時代の名勝負 【アンコール放送】
江戸時代の対局を振り返る特集の第2弾!大橋宗銀対伊藤印達の3年間で57局も行われた対戦を増田康宏七段がひも解いていく。


12/24 日 10:30 〜 12:00
NHKEテレ
第49回将棋の日 in仙台
今回の舞台は仙台。地元棋士が多数出演!ペア将棋は中川大輔八段と佐藤秀司八段のチーム仙台が若手棋士ペアと対決。次の一手名人戦は羽生九段と森内九段の豪華対局。


12/31 日 03:45〜04:45

藤井聡太 八冠

祝・八冠!東海テレビが「聡太君」を追い続けて約9年、またまた驚かせてくれました。ナレーターの欽ちゃんもバンザーイ!






2023年12月4日月曜日

将棋世界2023年7月号 レビュー・内容紹介


将棋世界 2023年7月号(付録セット) [雑誌]

巻頭カラー特集1P
「充実の大地!王位戦でも挑戦者に」
伊藤園お~いお茶杯 第64期王位戦 挑戦者決定戦
5/18東京 将棋会館
羽生善治九段-佐々木大地七段戦

19
ヒューリック杯第94期棋聖戦挑戦者決定戦
「俊英大地が藤井に初挑戦-名人、王座を連破し大舞台へ-」
4/24東京 将棋会館
永瀬拓矢王座-佐々木大地七段

126-131
ヒューリック杯第94期棋聖戦挑戦者・佐々木大地七段へのインタビュー
佐々木大地七段「見える景色が違う戦場で戦うために」 構成/相崎修司

初のタイトル戦登場。デビュー7年でのタイトル挑戦。20代のタイトル挑戦者は昨年の叡王戦の出口若武六段以来。

五番勝負に向けての意気込み、今期振り返り、挑戦者決定戦後の歩み、不調脱出(2022年の五連敗からの復活)とメガネのことなど。高校生ぐらいから目が悪くなっていたが、特に不自由していなかったで裸眼だったらしく、自動車免許を取るためにメガネを作ったとのこと。初めてメガネで対局したのは2月の対岡部戦。視界がクリアになって思考もクリアに?😄

101-107
第81期名人戦七番勝負【第2局】
「盲点になった筋 記/田名後健吾」
4/27・28静岡市 浮月楼
渡辺明名人-藤井聡太竜王
浮月楼は徳川慶喜が明治時代に住んでいた邸宅として知られる料亭。

左美濃→じっくりした進行→逸機・誤算→盲点の銀取り

6-17
第81期名人戦七番勝負【第3局】
「不運と偶然 記/今井和樹 解説/村田顕弘六段」
5/13・14大阪府 高槻城公園芸術文化劇場
渡辺明名人-藤井聡太竜王

挑戦者の藤井竜王が2勝を挙げた後の一戦。解説は去年から一人暮らしを始めた高槻市在住の村田六段。対局場は3月にオープンしたばかりの高槻城公園芸術文化劇場。

持久戦調の序盤戦→後手ペース?→幻の妙手順→クライマックス→奇跡的な紙一重→実りある終幕

渡辺名人1勝目。本稿の締めは大盤解説会で聞き手を務めた加藤桃子女流四段のほっこりするコメント。

4-5 
第81期名人戦七番勝負【第4局】
「藤井快勝! 最年少名人&七冠に王手」(編集部)
5/21・22福岡県飯塚市 麻生大浦荘
渡辺明名人-藤井聡太竜王

120-121
第8期叡王戦五番勝負【第2局】
「菅井 指しすぎとがめ絶品サバキ 記/編集部」
4・23名古屋市 名古屋東急ホテル
藤井聡太叡王-菅井竜也八段
挑戦者・菅井八段が勝利した第2局は振り飛車の会心局。

18
第8期叡王戦五番勝負【第3局】
「藤井叡王、相穴熊の死闘制す」
5/6名古屋 か茂免 
藤井聡太叡王-菅井竜也八段

108-119
第8期叡王戦五番勝負【第3局】
「容易に負けにしない強さ 解説/谷川浩司十七世名人 記/大川慎太郎」
5/6名古屋 か茂免 
藤井聡太叡王-菅井竜也八段
第3局の立会人を務めた谷川十七世名人の解説。
振り飛車党にも色んなタイプがいる中、菅井八段の特徴は長期戦を厭わない姿勢。後手の菅井八段は気合の三局連続の三間飛車→後手の苦労→辛抱実って駒得も・・・→時間切迫の終盤戦→驚愕の代案。藤井叡王が二勝目。

27、41-53
令和を駆けろ!俊英棋士 vol.9 
古賀悠聖五段
「将棋は観ているほうが好き」
2001年1月1日生まれ、福岡出身。11年中田功八段門下で奨励会入り。20年フリークラス入り。21年順位戦に昇級。同年新人王戦で準優勝。

フリークラス入りを決断した理由、棋風、仲の良い棋士等について。

受けの棋風、矢倉好き。将棋を指すのがそんなに好きではなく、人の将棋をみるのが好きとのこと。意外にそういう棋士は少なくないようでw
ライバルは服部五段。

20
第16期マイナビ女子オープン五番勝負 
「西山、2連勝で女王6連覇に迫る」
4/19甲府市 常磐ホテル
西山朋佳女王-甲斐智美女流五段

21
第34期女流王位戦五番勝負 
「対抗形の開幕局を伊藤が制す」
4/26姫路市 夢乃井
里見香奈女流王位-伊藤沙恵女流四段

122-125
第34期女流王位戦五番勝負【第1局】 
「持ち味が出た開幕戦 記/工藤光一」
4/26姫路市 夢乃井
里見香奈女流王位-伊藤沙恵女流四段

22
第72期ALSOK杯王将戦 王将就位式
「藤井聡太王将 手堅い将棋で目指せ永世王将」
5/8東京ドームホテル

24
大山康晴十五世名人生誕100年記念
「大山康晴プロフィール」

25、156-161
公文杯第48回小学生将棋名人戦
「永山遥真さん(小5)小学生日本一に!」
4/30東京都港区 チサンホテル浜松町
歴代優勝者には渡辺明名人や羽生善治九段をはじめ多くのプロ棋士がいる1976年創設の伝統ある小学生全国大会。

28、56-66
華やかに舞え! 女流棋士たちのエモーション vol.8 
和田はな女流1級
「将棋と勉強の両立を」
2002年1月14日生まれ、埼玉県出身。藤倉勇樹五段門下。9歳で研修会入り。12歳で女流アマ名人戦優勝。2020年女流棋士になる。現在大学生(早稲田大学)との両立。

経歴、趣味、憧れの棋士、仲の良い女流棋士、棋風などについて。

29
ニコニコ超会議2023
佐藤天彦九段&糸谷哲郎八段の超将棋100局勝負!
4/29・30千葉 幕張メッセ

38-40
リレーエッセイvol.31 
山田久美女流四段「“将棋学校”に魅せられて」

80-85
第16期マイナビ女子オープン五番勝負【第2局】
緩急自在の西山振り飛車 記/工藤光一
4/19甲府市 常磐ホテル
西山朋佳女王-甲斐智美女流五段

86-93
大山康晴十五世名人生誕100年記念
大山名人、晩年の思い出「お礼は言いようもなし」 記/前田祐司九段

94-100
大山康晴十五世名人生誕100年記念
・大山将棋セレクション「終盤は二度ある」 記/石川陽生七段

132-138
「終盤のメカニクス 第2回 講師/宮田敦史七段」
速度重視の寄せ

140-155
戦術特集 祝!升田賞受賞 指してみよう嬉野流
 ―アマ発B級戦法が棋界の歴史に名を刻む― 総合監修/安用寺孝功七段
Chapter1 講座「嬉野流 基本から進化形まで」―独特の序盤戦術を覚えよう―
Chapter2 好局鑑賞「プロも指す嬉野流からの進化形」
Chapter3 嬉野流次の一手「解いて覚える嬉野流必須手筋」

164-165
第31期銀河戦

166-171
第36期竜王戦

173-179
第16回朝日杯将棋オープン戦 本戦

180-193
公式棋戦の動き

198-200 
灰色の昔話 第13回「追憶の天狗将棋道場」 泉正樹八段

付録
新手年鑑2023年版 記/勝又清和七段